友人に連れられて護国寺にある『小さなオルゴールの博物館』というところに行ってきました。
(参考URL)http://www.musemuse.jp/Musemuse_Collection/Musemuse_Collection.htm
見学コースがいくつかあり最低でも1500円と、ちょっと高い印象なのですが、今でもスムーズに動作する自動交換式ディスクオルゴールや、ディスクオルゴールからアナログレコードへの過渡期に発明されたディスクオルゴールと蓄音機を合体させたもの、一つのシリンダーに八曲入っているシリンダーオルゴールなど、普通に生活していたら直に目にすることがあまりない珍しいものをたくさん目にすることができました。
わたしと友人は演奏会コース+博物館コースというのを見ました。演奏会コースというのは、音響のいい部屋に設置されたオルゴールを簡単な解説を交えながら聴くというもので、オルゴールの弱点を克服するための工夫や、弱めの高音を表現するためのピッコロ櫛歯などを実際に目にすることができました。
博物館コースは、オルゴールおばあちゃん(わたしが心の中で勝手に付けたあだ名)が世界でも貴重なコレクションをいろいろ説明しながら鳴らしてくれました。
まず何よりもオルゴールおばあちゃんの生き生きした様子が、なんだかわたしを元気づけてくれました。ディスクオルゴールは、ディスクの交換やメンテナンスのため(やはりゼンマイはオルゴール共通の泣き所のようです)筐体の扉を開放できるようになっているのですが、それを開いているときと閉じているときの音の違いも確かめることができました。
扉を開くと音は直接的に大きく聞こえるのですが、機械的なノイズや、ディスクのたわむときの音がどうしても聞こえてしまいました。
扉を閉じると音量は少しだけ下がるけれど、機械的なノイズもほとんど聞こえなくなり、大きな木製筐体で十分に音を反響させた柔らかな音が楽しめました。
また、最後にはお茶を飲みながらマーラーの演奏を忠実に再現した自動ピアノによる音楽を聴きました。ピアノにうるさい人に言わせると演奏的にはいまいちだけれど、個人の癖というのはかなり忠実に再現されるそうです。
自動ピアノの記憶媒体が紙のロールで、そこに規則正しくいくつもの穴が開いていました。その穴の位置や大きさでどのように鍵盤が押されるかを記憶しているのだそうです。
相変わらず肝心なときに身体が不調でオルゴールおばあちゃんの説明をまったくメモしてきませんでした。
もう一度いって、今度はばっちり記録をしようと思っています。
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- 2008/08/12(火) 00:59:02|
- 日記|
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